今回の気仙沼では東北の人の良さに触れました。

荷物を降ろして、食料を買って、孤立している地区に届けようと車を走らせていたら、道がなくなっていたり、カーナビ通りにはいかなくて、今井君が
「おれどこに向かっているのかわかんなくなっちゃった」
と言い出し、ピンときたので、
「私達は展望台に向かっております!」
と、導かれて安波山の展望台に着きました。


そこは龍をイメージして作られた公園があり、きっと上まで行くと言ったら嫌がるであろう今井君を残し、気づかれぬよう上まで登ってしまいました。

そこで、きくせいさんという男性にお会いしました。

彼は写真を撮っていらして、気仙沼を一望できる素晴らしさに感動している私に
「気仙沼の人?」
と話しかけてくださいました。
「いいえ、千葉から来ました。」
というと
「なんでここがわかったん?」
と。
「導かれて~!」
と返すと
「ここから見る夜景はね、そりゃぁきれいだったんだぁ~」
と説明してくださいました。
アマチュアカメラマンの彼は、後世に残しておきたいと、震災後の気仙沼の写真を撮り歩いていらっしゃるそうです。
とても地元気仙沼を愛してらっしゃる心が伝わってきました。

しばらくきくせいさんとお話していると、やっと諦めた今井君が上がってきて、今度は二人、きくせいさんからいろいろなお話をお聞きしました。

とにかく、明るいんです!

こんな大変な中にいても、すごい前向き。

「二ヶ月前に買った車、流されて、残ったのはローンだけ」
と言って笑わせてくれるんです。

「遺体安置所ではさ、変な話、”お宅は?””家は三人です””家は5人です””それは大変だね~”、こんな会話よ~。」
と東北弁で、穏やかに、悲壮感とかなく、明るく話されるんです。
これ、東京とかだったら、こんな風に話せる人少ないな…と、つくづく実感しました。

お話していると、先ほどお会いした館長さんのことご存知のようで
「館長のだんなさん、見つかってねぇって話だからどうしたかな?っと思ってんだ」
とおっしゃるので
「あ、見つかったってさっきお話してましたよ。」
と伝えると
「すぐ電話せねば」
と携帯でお電話なさるんです。
ご愁傷さま、見つかって良かった、など気持ちを伝え人をねぎらう姿勢に胸が打たれました。

「こんなに気があってしまったら、いつもは、寿司でもご馳走すっぺか、ってなるんだけど、寿司屋やってねぇからなぁ~」
と。
日本全体の力を合わせて復興早くして、絶対おすすめのこの展望台からの夜景を見に来ながら、おすすめのふかひれ寿司とおすすめの伏見男山で、きくせいさんと今井君と三人で乾杯しましょう!と約束して降りてきました。

また来ます、さようなら、とごあいさつした時、
「ありがとう~」
と深々と頭をずっと下げてくださったのが、なんとも切なくて、人として日本人として、私たち大切なものを思い出させていただいたような、また二人、口がきけなくなりながら、山をおりました。

お会いする方みんな
「ありがとう」
「ありがたい」
と、感謝の言葉ばかりで、愚痴を言わないで、心を荒らさないで、こうやって私たちを迎え入れてくださって、力にならせていただくことで私達が逆に元気をいただいているんだと、また強く感じました。

被災地よりも、関東の方が全然荒れていて、波動も悪いです。
こちらの方が、
「ありがとう」
です。
東北の人の姿は、本当に勉強になります。

美しい。

こちらは水、放射能の問題があるけれど、日本全体で力と心を合わせて、美しい日本を作っていけたらと思います。

今井君は14日から仕事仲間と復興支援ボランティアとして10日間くらいの予定で行くようです。どんどん、そういう力になってくれる人がいれば良いですね。

昨日地震で復旧したライフラインがまた止まってしまった地区もあるようです。
一日も早く、被災地の皆さんが不自由のない生活ができますように。

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